ポッドキャスト配信開始から約1年、SoundCloudからAnchorに移行してみた

Hearmama on Anchor

初めての育児に奮闘していたときに助けてくれたポッドキャスト

2019年3月9日に初回エピソードを配信した育児・子育てポッドキャスト「HEARMAMA」。フルタイムで子育てをしながら隙間時間でコンテンツをつくっているため不定期配信(当初は週一の予定だったけど汗)ですが、1年間強で40回目に差し掛かろうとしています。

これまでライターとしてさまざまなコンテンツをつくり、また仕事柄、インプットしたものをアウトプットする(いまは子育て関連の情報のインプットが圧倒的に多い)のも、ごく自然な行為。ただ、ブログはTechDollで散々やったし、今度はポッドキャストという音声を使ったコンテンツに挑戦してみようと思い立ったのでした。

もう一つポッドキャストという形を選んだ理由は、わたし自身、初めての育児に奮闘していたときにポッドキャストに助けられたから。息子くんは長らくストローラーでないとうまく昼寝をしてくれず、日中最低2時間は外に出て昼寝をさせていました。この時は育児どっぷりだったからか、それ以外の世界に触れたくて「The Tim Ferris Show」とか「Recode Decode」なんかを聞いていました。

アメリカでポッドキャストは超メジャー

ポッドキャストは、日本ではまだまだ主流メディアとは言えないのが現状。でもアメリカでは視聴者数はうなぎ上りに増えていて、ポッドキャストの視聴者数はウィークリーで6,200万人。2013年時点では1,900万人でした。

アクティブ、つまりエピソードが更新され続けているポッドキャストの数は世界で80万件で、エピソード数にすると5,400万件の選択肢があることに。面白いコンテンツの選択肢が増えることで視聴者が増えているのね。

それこそ、今回紹介したAnchorのような無料サービスを使えば、スマホ一台ですぐにでもポッドキャストを配信できるため参入障壁が低く、2019年の最初の10ヶ月で新たに19万件のポッドキャストがリリースされたそうです。

日本では”ラジオ”?!

アメリカで”ポッドキャスト”と呼ばれているものは、日本では”ラジオ”や”音声配信”といった呼び名で普及しているみたいで、ポッドキャストというグローバルな呼び名が浸透しにくい理由の一つかも。お友達にも「ポッドキャストをやってる」と言うと、「あ、ラジオね」と言われることが多いし。

また、日本では「ちょっと質問に答えてみよう」とか、10分くらいサクッと録音して配信できる仕組みが多いみたい(わたしが普段英語で聴くエピソードは1時間はある)。これはこれで配信者の参入障壁もぐんと低くなるし、音声コンテンツを楽しむ人たちを増やす意味では有効な策なのかな。

各種プラットフォームに一括登録・配信できる「Anchor」

さて、本題の配信プラットフォームの移行について。そもそも、なぜSoundCloudを選んだのかが定かじゃない…。Anchorというサービスの存在は一応認識していたけれど、SoundCloudのほうが当時より身近だったのは確か。それに、ひとまずAppleポッドキャストに配信できればいいやくらいに思っていたのでSoundCloudで事足りるだろうと思ったような記憶が。

AppleとGoogleでポッドキャスト登録をしてメジャーな2つを押さえたつもりだったけれど、ポッドキャストの配信プラットフォームはいくつもあって。たとえば、日本でも馴染みのある人が多いSpotifyも、2019年2月にAnchorを買収してポッドキャストというミディアムへの意気込みをあらわにしているし。

ということで、ポッドキャストの各プラットフォームに一括配信できること、また今後のポテンシャルへの期待を込めてAnchorにスイッチすることにしました。あ、あと、SoundCloudは容量制限があって有料プランを使っていて、一人前にコストだけはかかっているという状態から脱するためでもあります。

SoundCloudからAnchorへの移行は超シンプル

まずはAnchorでユーザー登録して自分のポッドキャストを登録。すると、RSSフィードが表示される(”Advanced”セクション内)ので、それをSoundCloudの”Subscriber redirect”という欄(”Settings”の”Content”タブ内)に入力して、変更を保存するだけ。

すでにSoundCloudにアップされていた約35本のエピソードがすぐにAnchorのHEARMAMAのページに表示されました。一点注意事項は、わたしの場合すでにAppleとGoogleでポッドキャスト登録をしていたので、そこだけ手動でAnchorにポッドキャストのURLを入力する必要がありました。そうしないと、新たにポッドキャスト登録がされてしまって重複してしまうので。

まだSEOが追いついていないけれど時間の問題?!

一連の操作をした後、3〜4日でSpotifyを含む各プラットフォームでHEARMAMAが聞けるように。SEOはまだまだSoundCloudのほうが強いみたいで、「HEARMAMA ポッドキャスト」と検索すると最初に出てきます。移行してから10日間弱経つけれど、Anchorのページはまだ出てない(汗)。

早くAnchorにトラフィックが集まるようにしたいので、このブログのエピソード紹介の各ページにもAnchorのプレーヤーを埋め込んでみました。次回のエピソードからAnchorで配信されるはずなので、それがうまくいったら、たぶんSoundCloudの有料プランは利用停止します(容量オーバーしている分は、他のユーザーからは見えないようになっちゃうらしい)。

すべての配信プラットフォームの再生回数をトラッキングしているAnchorのアナリティクスを見る限り、一番多いのがAppleポッドキャストで視聴してくれている人、次にAnchorとなっているので一安心。

と、つらつら長くなりましたが、今後もAnchorに移行した「HEARMAMA」をよろしくお願いします。

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