人の性格は話す言語によって変わるという研究結果

以前から感じていることだけれど、話す言語によって自分の性格は変わる部分があると思う。性格が違うから、話し方や表情なんかも変わって、他人が自分に対して持つ印象も変わる。

きっと複数言語を話す人ならこの感覚は持っているんじゃないかと思うけど、Quarz(NewsPicksの運営会社UZABASEに買収されたメディア)によると「言語によって性格が変わる」というのは研究結果などでも明らかになってるそう。

正確には、言語によって性格が変わるというより、その言語に対して持っているイメージが自分の振る舞いに影響する、と。

2006年に実施された調査では、メキシコ系アメリカ人の人たちに性格テストを英語とスペイン語の2ヵ国語で受けてもらった。外向性、協調性、開放性、勤勉性、情緒不安定性の5つを測定するテストで、英語で試験を受けたほうが被験者の外向性、協調性、勤勉性が高いことが判明。

また、同じ被験者に自分の性格を15分で書いて説明するように求めたところ、スペイン語で書いた場合は自分のことを家族の一員や趣味などの側面から説明したのに対して、英語では達成したこと、大学や日々の活動などを説明する傾向が見られたそう。

言語は、その言語が使われる文化的価値観と切っても切り離せない。

わたしの場合、小学校6年生でまったく英語ができない状態で渡米して、1年弱?!かかって英語が話せるようになったと思う。周りに日本人がまったくいない現地校に入ったのが功を奏した。この現地校で現地の生徒に囲まれて英語を習得できたことで、言語の背景にある文化にも触れることができた。

仮にこれが、日本の学校で日本人の先生のもとで英語を学んだんだとすると、その先生がネイティブレベルで文化を含めて理解していない限り、性格の違いはそこまで出ないはず。

個人的には、日本語を話しているときのほうが静かで真面目、良くも悪くも周りのことを気にする気がする。いっぽう、英語を話している自分はよりオープンでフレンドリー、あとリラックスしてるような…。

新しい言語を学ぶってことは、もっと広い世界の人について学んで会話できるようになるだけじゃなく、新しい自分を発見することでもあるんだね。

 

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