他州の領事館に出向いて日本旅券を申請・取得する(当日発券)場合

ネバダ州ラスベガスはカリフォルニア州サンフランシスコ領事館の管轄。現在、次男の日本のパスポート申請の準備を進めていて、必要書類などなどをこの際にまとめておこうと思います。

今回サンフランシスコ領事館に何度か電話した際に2名の異なる女性と話しましたが、お2人ともとても親切で、お忙しいだろうにこちらの質問に丁寧に答えてくれました。ありがとうございました。

上述したように本来ラスベガスはサンフランシスコ領事館の管轄ですが、パスポート関連の手続きに関しては管轄は関係ないので、例えばロサンゼルス領事館でも対応はできるはずだとのこと。

念のためロサンゼルス領事館に電話して確認してほしいとは言われましたが、我が家の場合、ロサンゼルスまで車で行くという選択肢もなくはないことがわかりました。

遠隔地から出向く場合は電話予約&当日のパスポート発券も

コロナウィルス の影響で、現在サンフランシスコ日本領事館の窓口サービスは事前予約制。翌日から2週間先までの予約ができるとありますが、2日間試したものの予約がいっぱいのようでいっこうに予約できませんでした。

さて、どうしたものかと困っていろいろ調べていると、今回の我が家のような州外の領事館に出向かなければいけない場合にめちゃくちゃ大事な情報を発見しました。

パスポートについて」の Q. 遠隔地に住んでいますが、特別なサービスはありますか?の回答にあるように、「総領事館から100マイル以上離れた遠隔地」に住んでいる場合、本来一週間ほどかかるパスポートの発券を当日行ってくれるそうです。

この場合、オンラインで窓口予約をせずとも電話で予約して遠隔特別枠のようなもので対応してもらえます。サイトには、“申請を希望する日の3日前”までに電話予約をするようにとあります。電話番号は将来的に変わるかもしれないのでここには記載しませんが、詳細は領事館の「遠隔地にお住まいの方」ページをご覧ください。

州外から来てパスポートの当日発券を希望する場合は、基本午前10時(コロナの影響で領事館の開館時間は通常より遅い午前10時)の予約となり、午後の1時か2時頃までに発券できるとのこと。仮にそれより長くかかったとしても、現在領事館が閉まるのは午後3時なのでそれまでには受け取れることになります。

わたしが2020年10月半にかけた段階では、電話に出てくださった方は「予約が埋まりつつある」とはおっしゃっていたものの、翌週とその翌週の候補を複数教えてもらうことができました。

また、違う州にいらっしゃって遠方の領事館まで出向く場合、パスポートの仮の申請を郵送で行ったという方もいらっしゃるようなので領事館ごとに異なるのかもしれません。仮申請ができれば、当日はパスポートを受け取るだけで済むはずなので、その選択肢があるかを領事館に問い合わせるのはありですね。

【10/23追記】当日発券の受け渡し時間について:
実際には、14時以降にパスポートを取りに来てくださいと言われました。ただ、わたしは在留届をカリフォルニアからネバダにまだ移しておらず、今回その手続きもしたため長めに時間がかかったのかもしれないです。

二重国籍の子どものパスポート申請(新規)と受け取りの必要書類

アメリカと日本の二重国籍の子どものパスポート申請(新規)の必要書類は、ここにもある通りです。

・一般旅券申請書:1枚(20才未満は5年用)
・6ヶ月以内に発行された戸籍謄本(抄本でも可)1通
  →日本の両親にとってきて送ってもらいました
・写真 1枚(写真は申請書に貼らないで提出)
  →アメリカのパスポートサイズでOK
・米国滞在資格(アメリカの出生証明書)
  →提出するのはコピーでOK。でも原本も見せてと言われました
・手数料55ドル(現金またはマネーオーダー)

その他、日本国籍を保持している母親が一緒に行く場合、以下のものが必要だそうです。
・母親の日本旅券
・滞在証明(VISAやグリーンカードなど)
・現住所が確認できるもの(免許や公共料金の請求書など)

赤ちゃんのパスポート写真について

長男のときはパスポート写真を自宅でも撮影できると知らず、近所の写真屋さんにわざわざ行って撮ってもらいましたが、今回自宅でも撮影できたのでその方法を共有します。

まず、アメリカの領事館で取得する日本のパスポートの場合、写真サイズはアメリカのもの(2×2インチ)で良いそうです。

また赤ちゃんの写真について領事館の窓口の女性に言われたのは、「まだ首が座っていない場合、赤ちゃんの首をサポートしているお母さんの手や腕が写真に入らないように」と。

パスポート写真の背景は白色でなくてはいけないので、白いベッドシーツを床に敷いて赤ちゃんを寝かせて、上から撮影するようにしました。写真は、フラッシュなどをたかずに自然光で撮るのが一番きれい。ベッドが自然光が十分に入ってくる場所にあるのであれば、いつも通りベッドの上に寝かせるだけで大丈夫です。

最初は日本のパスポートサイズの写真が必要だと思って「履歴書カメラ」というアプリを使って日本サイズをつくりました。

でも、アメリカサイズでいいと知って(アメリカのパスポートも近々申請するので)「Passport Photo」というアプリで再度取り直し。2×2インチの写真を横に3枚、縦に2枚の計6枚の並びにしてくれます。

上記のスクリーンショットにあるように、出来上がった写真を保存した後に、”Photo Saved to Gallery”という表記と一緒に緑色の”Print Multiple Copies”というボタンが出てきます。これを押した後に4×6 inchesを選んで保存(ファイル形式は画質が良いPNGを選択)します。

最終的に以下のように、2×2インチの写真が計6枚並んだ一枚の画像をつくってくれます。アプリを使っても少し画像が暗いかなという印象を受けたので、最後にiPhoneで画像の明るさを調整しました。

あとは、これをWalgreens Photoなどでプリントするだけ。アメリカの写真サイズの標準は4×6インチなので、通常オプションにあるこのサイズを選ぶだけでパスポート写真が出来上がります。

Wish me Luck

ということで、今回州外から子どものパスポート申請を行う場合についてまとめてみました。記憶が薄れないうちに・・・笑。

当日は午前7:30のフライトで、着いた足でそのまま領事館に向かう予定。午前10時のアポイントに最悪遅れてしまう可能性があるかもと伝えたところ、「もし大幅に遅れる場合はお電話ください」とのことでした。

領事館の方と話していたら、受け取りに本人がいる必要があると知らずに来てしまう方がいるようで、我が家のように遠隔から行く場合それはもう悲劇以外の何物でもないので、皆さんもくれぐれもお子さんを一緒に連れて行くのをお忘れなく!

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