日本に一時帰国して「なかったこと」になってしまった我が家のネントレ

deep in sleep

生後6ヶ月頃にネントレ

乳幼児の食事や睡眠に関しては、前進しては後退するの繰り返し。うちの場合、睡眠は息子くんが6ヶ月くらいのときに実践した”sleep training”(ネントレ)がうまくいった。お風呂や絵本の読み聞かせなど寝る前のルーチンをやったら、「おやすみ」と言ってクリブに入れて、ドアを閉めるだけ。泣くでもグズるでもなく、勝手に寝てくれた。

それまでは最長1時間、抱っこした状態で寝かしつけて、クリブにどれだけそっと置いても起きちゃってもう一度振り出しに戻るみたいなことを繰り返してた。腕はちぎれそうだし、新米ママでデフォルトが睡眠不足だし、しまいに耐えられなくなってネントレに踏み切ったのでした。

一時帰国を機に、ネントレが”なかったこと”に

ところが、日本に一時帰国した際に実家に泊まって、わたしの昔の部屋に布団を並べてみんなで寝る生活をしてしまったがために、ネントレがなかったことになってしまった(汗)。ロスに戻ってきてから今に至るまで、ひとりでクリブには寝ているけれど、横にママ(時々パパ)がいないと寝てくれない。

息子くんは長らくお昼寝を2回していて、20ヶ月くらいでやっとお昼寝1回になったばかり。だから、夜は比較的早く眠くなる(8時前)のもあって15〜20分くらいで眠りに落ちてくれることが多いけれど、とはいえ暗闇のなかで寝たふりをしていなきゃいけないのは辛いし、つまらない。それが毎晩。

最近一度だけ、あまりにも寝ないから強引におやすみを言って部屋を出たことがあったのだけれど、大泣き。新生児だった頃は泣くことが仕事みたいなものだったけれど、この年でああいう風に泣かれるのは辛くて、これから再度ネントレをし直すのは無理かなと思ってる。

自分で眠りにつく力を取り戻すネントレ

当時、我が家が参考にしたネントレは、”Healthy Sleep Habits, Happy Child”という本。初版は1987年、うちが購入したのは2015年に出た改訂版で累計100万部売れているそう。英語版はアマゾンで売っているけれど、翻訳本は出ていないみたい。

これはわたしもやってしまった失敗だけれど、そもそも生まれたばかりの赤ちゃんは深い睡眠と浅い睡眠を繰り返していて、少し泣き声をあげたとしてもまた自分で眠りに落ちていける生き物。ところが「あら泣いてる、大変!」と親がすぐに抱っこしてしまうことで、自分で寝付く力を失って抱っこされないと眠れないようになってしまう。だから、親がいないと寝付けなくなってしまった赤ちゃんを、再び自分ひとりでも眠りにつけるようにしてあげることがネントレの目的。

何より一貫性が大切

我が家が実践したネントレは、赤ちゃんをクリブに入れておやすみを言って、泣いても10分、20分と決まった時間は放っておくという方法。決めた時間を過ぎても泣いている場合、部屋に入っていって「ママたちはお部屋の外にいるからね。もうねんねの時間だよ」と声をかけてまた部屋を出る。なだめにいくまでの時間を徐々に伸ばしていくことで(最初は20分、次は30分といった具合に)、しまいには自分で寝付けるようになるという流れ。

ネントレを実践する際に大事なのは一貫性だから、親がブレないこと。一度始めたら徹底する。泣き声を聞くのがつらくて5分で抱っこしに行ってしまったりすると、「あ、泣けばきてくれるのね。じゃあもっと大声で泣こう」と逆効果に。息子くんの場合は、大して泣くこともなく(10分間くらい鼻を鳴らしていた感じ)あっという間に自分で寝付く力を取り戻してくれた。それでもそれを聞いているのがつらいから、ヘッドフォンをつけて音楽を聞いて気を紛らわしてたっけ。

HEARMAMA Vol.19:ネントレ知らずなフランスの赤ちゃん

どうやらフランスでは、生後数週間で朝まで寝てくれるようになる赤ちゃんが多いんだとか。これは前述した、「赤ちゃんが自分で寝る力」を親が意識して尊重してあげるから。「HEARMAMA」のVol.19で紹介しているので、よかったらどうぞ。

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